採寸して治療をしています。

アゴの大きさや形は人それぞれ異なります。

アゴの関節を蝶番にして、開閉運動や側方運動により食事や会話が成り立っています。
当然、開閉軸からの距離によって歯の動く角度が異なります。
アゴの運動路の計測と採寸により顎関節に調和した噛み合わせが再現されます。

顎関節症でナイトガードを作る場合も同様にして調製しないと効果が無く、
更に症状が悪化する事もあります。

当医院では口の中の型取りは当然のことながら、更に精密な採寸を行い、的確な治療効果がでるよう診療を行っております。

 

■精密な採寸にはフェイスボーを使用します。


フェイスボーは下の写真のような装置です。

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噛み合わせの治療において採寸することは
非常に重要な事で、
例えばみなさんが着ている洋服のように
その人にとって最適な寸法が存在します。

洋服も採寸や試着なしに着た場合、
丈が長すぎたり、短すぎたり、
小さくて窮屈だったり、大きすぎて
ダボダボで着心地が悪いということは
よく有りがちです。

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体型を綿密に採寸することにより
その体型に合いつつ着心地の良い
洋服が作れるわけです。

これと同様のことが口の中においても
言え、顎関節に調和した噛み合わせを
実現するにはまず採寸して
その人に合った治療を行う必要が
あります。

フェイスボーは、この寸法を精密に割り出す役割があります。

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採寸して噛み合わせを調整する研究は
100年以上前から行われており、
咬合器・計測器の考え方や基本的形状は
現在でも変わっておりません。

それだけ成熟した分野であり、
本来であれば採寸を行って噛み合わせを
調整するのはごく当たり前のことなのです。

当医院では、しっかりと採寸を行い、
一人一人合った噛み合わせ調整を
実施しております。