メタボ克服

肥満症や高血圧、高脂血症、糖尿病などの生活習慣病はそれぞれ違う病気というわけではなく実は同じ原因の病気ということが最近の研究で明らかになってきました。

 

その原因とは「肥満」であり、特に内臓に脂肪が蓄積した肥満(内臓脂肪型肥満)が原因であることがわかってきました。

この内臓脂肪型肥満によって他の病気が誘発されやすい状態を「メタボリックシンドローム」といいます。

内臓脂肪は皮下脂肪に比べ消費されやすく、作られやすい脂肪です。「消費されやすいのなら大丈夫」と安心するのは危険です。内臓脂肪は多ければ多いほど生命を維持するための内蔵機能を低下させます。

もちろん脂肪を燃焼させる新陳代謝も低下して脂肪がたまるという悪循環を生み出すというのも容易に想像できますよね。

メタボリックシンドロームを避けるには日々の食事の仕方で大きく左右されます。食事をする前に簡単な「あること」をすることで内臓脂肪を楽に減らしておなか周りをスッキリさせるコトができます。

 

■咬んでメタボリックシンドロームを克服する

実際に1日3回食前にキシリトールガムを咬む実験を行ってみたところ4週後から体重が減少し始め10週後には平均2%近い体重の減少が認められました。

1.咬むことによって、体重が減少する。
2.咬むことによって、皮下脂肪と内臓脂肪が減少する。
3.咬むことによって、満腹中枢が活性化され、摂食中枢のニューロン活動が減少される。
4.その結果、肥満抑制が可能になる。


咬むことでその刺激は脳に伝達され、神経伝達物質ヒスタミンが脳内で放出され、ヒスタミンは覚醒レベルや集中力、注意力の上昇などを担い、食欲の抑制にも働きます。よって咬めば咬むほどおのずと食べすぎを防ぐことができます。

食事もよく咬んで食べることでより効果的に肥満対策をすることができます。健康のために実践してみましょう。